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​歯周病

内藤歯科医院は東区で数少ない歯周病専門医がいる医院です。

歯周病の治療を専門に行っている日本歯周病学会認定の歯周病専門医がいることをご存じでしょうか。

歯周病専門医は特に歯周病が重度に進んだ慢性歯周炎や若い年齢で発症し歯周病が急速に進む侵襲性歯周炎のなどの難症例にも対応して治療を行っています。 歯周病の原因を除去、進行を抑制して、溶けてしまった歯周組織を再生させる治療にも積極的に取り組んでいます。

当医院の歯科医師は日本歯周病学会が認めている研修施設(岡山大学病院)で研鑽を続け、歯周病専門医を取得しており、軽度から重度に進行した患者様の歯周病治療を行っております。

日本歯周病学会認定歯周病専門医・指導医について

歯周病専門医は、歯科医1000人中8人、全体の1%

日本歯周病学会の専門医資格は厚生労働省が認めている4つの専門医資格の一つで、非常に取得難易度が高いことで知られています。まず、日本歯周病学会の会員になり、その後、認定医→専門医と段階を経ての取得が義務付けられています。

歯周病専門医は、歯科医1000人中8人、全体の1% 歯科医師は全国で14万人程度いるとされています。日本歯周病学会の専門医は、約1300名登録されていることから、歯科医師全体のわずか1%しかいない計算になります。

岡山県内の日本歯周病学会専門医は29名(2019年10月現在)

学会会員

認定医

専門医

指導医

患者様の声

40歳代から歯が揺れ始めておいしく食事ができなくなり、歯医者さんに行っても「歯を抜くしかない」と言われ続け諦めていました。友人からの紹介でこちらに来させてもらいましたが、先生が優しくしっかり説明してくれました。もう駄目だと思っていましたが、今でも自分の歯が残っているのは先生のお陰です。これからも自分の歯を大切にしていきますのでよろしくお願いします。(東区・H様)

私の持病(高血圧、心筋梗塞、子宮がん)に合わせた治療をしてくれました。衛生士さんが歯ブラシの仕方を自分の状態に合わせて根気強く教えてくれるので安心しています。定期的にクリーニングしてもらっているので、歯がツルツルになり気持ちよく毎日過ごせます。(中区・N様)

歯周病は放っておくと歯を失ってしまう病気です

歯周病は歯を支える組織に炎症が起きる病気です。歯周病は歯肉炎と歯周炎の2つに分けることができます。

歯肉炎 プラークが歯の周りに付着することで歯肉に炎症が起こり、歯周ポケットが作られます。 炎症の原因であるプラークが除去されると改善します。 歯周炎 歯肉炎が進行すると、歯を支えている骨(歯槽骨)にまで影響が及びます。歯茎から出血や膿が出たり、口臭も強くなります。歯槽骨が溶かされてしまい歯がぐらぐらして、最終的には歯が抜けてしまいます。

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日本人成人の約80%が歯周病を患っています

驚かれる方も多いと思いますが、日本人成人の約8割の方は、程度の差こそあれ、何かしらの歯周病を患っていると言われています。それでも、痛みが少なく自覚症状が出にくいため、軽度の場合放置されてしまうことも少なくありません。「毎日歯を磨いているから大丈夫」ではなく、定期的に歯科検診を受けていただき、早期発見、早期治療を心掛けてください。症状が進行してから治療するよりも、定期的なメンテナンスの方があらゆる面で負担を抑えられます。

歯周病の原因

歯の隙間に細菌が巣を作り、炎症を引き起こします。

微生物因子(歯周病菌)

プラークの中の歯周病の原因となる微生物(歯周病菌)の存在

環境因子

・喫煙・口の中の清掃不良・初診時のポケットの深さ・プラークの付着量・ストレス・口腔清掃教育の達成率・食生活・専門医への受診回数 など またプラークの溜まりやすい、歯に合っていない被せ物があることなども含まれます。さらに口呼吸、すなわち口で呼吸をする習慣のある人も、口の中の粘膜や歯ぐきが乾燥しやすくなり、炎症を起こしやすいのでこれに含まれます。

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宿主因子

・年齢・人種・歯数・糖尿病・歯肉滲出液中の物質・白血球機能・遺伝 など よく歯を磨かなくてもむし歯や歯周病にかかりにくい人がいます。その理由のひとつには、生まれつきの私達の体の特徴があります。例えば、体を守る防衛軍である白血球などの力、すなわち体の免疫機能の違いもあります。

咬合因子(環境因子に含む場合もあり)

悪いかみ合わせ(外傷性咬合)、例えば歯ぎしり(ブラキシズム)や歯の食いしばりなど、歯に強い負担がかかる状態などが含まれます。 歯周病を引き起こしやすい状態の輪(各因子)が重複することで、歯周病発症の危険性が高まります。特に、歯みがきを怠る口の中の清掃不良に加え喫煙などの生活習慣、過度のストレス、体調不良による宿主(体)の抵抗力の低下などが加わるととても危険です。

規則正しい生活習慣は、歯周病を寄せ付けないためにも大切な事です。また、生まれつき歯周病にかかりやすい方もいますので、自分の体についての情報を知る事も大切です。

歯周病の進行と症状

歯肉炎

細菌により歯肉に炎症が起き始めます。歯肉が赤く腫れたり、ブラッシングや固い物を食べた時に出血することがあります。

歯周ポケット3mm程度

 

軽度歯周炎

歯周ポケットに歯垢や歯石がたまり炎症が広がり、歯と歯肉の間に歯周ポケットができ歯槽骨の破壊が始まります。歯茎から血や膿が出ることがあります。。

歯周ポケット3〜5mm

中等度歯周炎

炎症が進行してし歯周ポケットが深くなります。血や膿が出て、口臭もひどくなります。歯槽骨がかなり溶けて、歯を指で押すと若干ぐらぐらしてきます。

歯周ポケット5〜7mm

重度歯周炎

​歯槽骨がほとんどなくなり、歯がぐらぐらして抜けることもあります。歯肉も真っ赤もしくは赤紫色になります。

歯周ポケット7mm以上

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歯周病の治療

基本的な治療の流れは、検査→歯石除去などの治療→検査→治療を歯茎の状態が改善するまで繰り返します。

歯周病は長い期間を経て進行したものなので、治療も根気が必要です。治療途中でやめてしまって、再度ご来院された時には症状が悪化しているといったことも少なくありません。

歯周病の治療は歯科医院での治療だけでなく、患者様による正しい歯磨きや生活習慣の改善など歯科医院スタッフと患者様が協力し合うことが重要です。

その他、必要に応じて行う治療

歯磨き指導

咬み合わせの調整

不適合な被せ物などのやりかえ

生活指導(タバコやストレスはNG)

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原因を確実に除去するため外科手術を行うこともあります

歯周基本治療では改善が見られないほど進行した歯周炎の場合、外科手術による治療を行うことがあります。外科手術では歯肉を切開して、歯根の表面を直接確認しつつ、取りきれていない歯石を除去したり,歯槽骨の形を整えたりして、患者様自身がプラークコントロールしやすい歯肉の状態にします。

​失われた歯周組織を再生する医薬品等があります

​歯肉や歯槽骨が破壊されていても、現在は再生療法という選択肢があります。外科手術時に新しい歯周組織再生治療薬等を用いて歯周組織の再生を促すことで、進行した歯周病でも抜歯せずに治療できる可能性があります。

歯周病を再発させないために

 

何度も通院してやっと歯周病が改善した、もう大丈夫・・・ではありません。 歯周病は再発しやすい病気です。せっかく歯周病を改善しても、日頃のケアを怠ると再発のリスクが高まります、 日頃のケアと言っても、毎日の歯磨きだけでは歯周病の主な原因となる歯石やバイオフィルム(細菌の膜)を取り除くことはできません。歯科医院での定期的なケアが必要です。お口の状態や全身の健康状態、喫煙や生活習慣などによって周期は異なりますが、定期的に歯科医院でのプロフェッショナルケアを受けましょう。

歯周病と全身の健康

近年、歯周病原細菌が全身の様々な疾患に影響を与えていることを示す研究結果が多数発表されてきています。 歯科医師・歯科衛生士と一緒に「歯周病」を治しましょう。

​歯周病と低体重児早産

 

近年、さまざまな歯周病の全身への関与がわかってきました。これは歯周病による炎症が血流を介して全身に波及するために起こるとされていますが、なかでも妊娠している女性が歯周病に罹患している場合、低体重児および早産のリスクが高くなることが指摘されております。
そのリスクは実に7倍にものぼるといわれ、タバコやアルコール、高齢出産などよりもはるかに高い数字なのです。
歯周病は治療可能なだけでなく、予防も十分可能な疾患です。生まれてくる元気な赤ちゃんのために、確実な歯周病予防を行いましょう。

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妊婦における早期低体重児出産の危険率

 

歯周病

​人種

年齢

喫煙

アルコール

産科器官の

感染

0

4

8

(倍)

​歯周病と糖尿病

 

糖尿病の人は、歯周病にかかっている人が多い

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糖尿病の人は、糖尿病ではない人と比べて歯周病になる人が2倍以上という報告があります。また、歯周ポケットの深さなど、歯周病の重症度も高いと言われています。

 

血糖コントロールが悪いほど歯周病も悪化する

血糖コントロールが悪いほど様々な合併症が起きやすいとされていますが、合併症の1つとして歯周病が捉えられており、歯周病も悪化すると言われています。

 

歯周病は糖尿病の第六の合併症と言われています。口のケアで負の連鎖を防ぎましょう。

 

糖尿病の人が歯周病治療をすると血糖コントロールが改善?!

歯周病の治療によって歯周組織の炎症が改善すると、インスリンが働きやすい状態になって、血糖コントロールが改善する可能性があると報告されています。

 

歯周病と喫煙

たばこの煙には 4,000 種以上の化学物質が含まれており、そのうち有害であることが分かっている物質は200 種を超えています。喫煙と言うと肺炎を想像しますが、歯周病にも大きな危険因子として挙げられています。

喫煙による歯周病への影響

たばこを吸うと歯周病の発見を遅らせます

歯周病の初期では歯肉が赤く、ブヨブヨしたり出血がみられます。しかし、喫煙しているとニコチンなどの影響でこのような初期症状があまりなく、気が付かないまま症状が進行し進行してしまいます。

タバコは体の免疫機能を弱めます

人間の体には、細菌などに対する防御機能である免疫が備わっています。口の中にも免疫機構があり、歯周病の原因となる細菌などに抵抗するのですが、ニコチン等の有害物質が免疫系に影響を与え、その機能を低下させます。

その結果、歯周病にかかりやすくなったり、すでにかかっている場合は歯周組織の破壊が進み、悪化の一途をたどります。

タバコは治療効果を弱めます

歯周病の治療には、歯周ポケットに住み着いた細菌のかたまりや歯石を取り除く歯面清掃や歯石除去を行います。しかし、これらの治療を行っても喫煙していると、治療してきれいになった歯根面にニコチンなどが結合し、病巣を治そうとする細胞の働きを妨げてしまいます。

また、タバコが歯周病の原因菌を住みやすくし、せっかくの治療効果が弱められます。

毎日のタバコと死亡リスク

タバコを吸わない人の死亡リスクを1とした場合、毎日タバコを吸っている男性の死亡リスクはとても高くなります。

タバコを吸う人の死亡リスクは、平均すると吸わない人の1.2倍から1.7倍と高く、寿命も2倍から6倍くらい短くなります。

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